肘痛

最も多い原因は、テニス肘とよばれている「上腕骨外側上顆炎」です。
物をつかんで持ち上げる時や、タオルをしぼる時などに、肘の外側が痛み、何もしていなければ、痛みがない場合がほとんどです。
加齢と共に腕を使い過ぎて、筋肉の腱が、肘の骨に付く場所に負担がかかり、炎症が起き痛みだします。
又、パソコンの長時間作業や、スマホの過度な使用でもおこります。
発症すると、回復に時間がかかる場合が多く、厄介な症状です。
慢性症状の場合、お灸施術が効果的です。

(症例)1

右肘の痛み(60代女性)
趣味で居合をされている方で、刀を振りおろす時に肘が痛いと来院。
フライパンを持ったり、ビンのふたを開けたりする時にもいたみがあり、家事にも影響しているとの事。
以前にクリーニング屋さんのお仕事をされていた事があり、高い所にかけてある洋服を、さおを使い上げ下げしていた時に痛んだことがあった。
過去の仕事、現在の趣味による使い過ぎが原因になっているようでした。
患部の熱感がほとんどないので、灸頭鍼を行い、腕全体の血液循環改善の為首から肩、肩甲骨まわりにも施術を行い、痛みが軽減しました。
ご本人は居合が好きなので、続けたいとの事で、少しの間肘に負担をかけないようにお伝えし、週に一度の施術を2か月ほど行い、家事仕事での痛みがほとんどなくなりました。